不協和音と新型コロナ

2020年8月18日

    2020810日、香港の民主活動家・周庭(アグネス・チョウ)氏や香港メディアなど10名が、香港国家安全維持法違反の疑いで逮捕された。

811日深夜、保釈された周庭氏(23歳)は、警察所前で臨んだ保釈後の記者会見で、「拘束されている間、日本の人気アイドルグループ・欅坂46の"不協和音"の歌詞が頭に浮かんだ。香港市民や日本、世界の人々から応援をいただいた。皆さんの愛、指示に感謝したい」と述べられた。

不協和音は、欅坂46のセンター平手友梨奈が歌っており、2017年の紅白歌合戦で初めて聞いた。「僕はYesと言わない 絶対沈黙しない。・・君はYesと言うのか 軍門に下るのか 理不尽なこととわかっているだろう。・・ 反論することに 何を怯えるんだ?」勇気づけられる歌詞だが、実行は難しい。平手友梨奈のカリスマ性に惹かれ、2018年には映画「響-HIBIKI-」を観に行った。

10数年前、まだ中国のGDPが日本のGDPより少なかった時代、アジア情勢に詳しい大手商社の人と、今後の中国について話をした。私が「中国は急成長し、貧富の差が激しくなっている。中国は1つの国家として、これからも維持できるのか。中国が分裂するとしたら、どう分裂するのか」聞くと、商社の人は「毛沢東と関係の深い北京・重慶を中心とした地域、上海を中心とした地域、香港・客家(はっか)・台湾・シンガポールを中心とした地域の3つに分裂するのではないか」と答えられた。

客家は、客家語を共有する漢民族の一支流で12000万人おり、華僑の3分の1を占める。客家には中華民国の孫文初代総統、中国共産党の鄧小平最高指導者、台湾の李登輝総統、蔡英文総統、シンガポールのリー・クアンユー初代首相らがいる。

8年前、新聞社OBと洋食を食べながら、中国情勢について話をした。「中国で内戦が起こるとしたら、武漢大学か香港大学が中心となるだろう(メタボ教室第624段「中国情勢」)」と言われた。B大学としているのは英語のBeijin北京ではなく、ローマ字のBukan武漢だ。H大学は、英語Hong Kongでもローマ字Honkonでも頭文字はHで同じとなる。

それ以降の8年間、中国での反政府拠点都市として、私は武漢と香港を注視していた。20201月、武漢で新型コロナウイルス感染症が出たと聞いた時、私はバイオテロだと思った。武漢の反政府勢力がバイオテロを起こしたのか、政府がバイオテロを起こしたのか。それとも、バイオテロを計画中に誤ってウイルスが流出したのか。

中国の2019年の「治安維持費」は23兆円と、「国防費」の19.8兆円(日本5.2兆円)を上回っている。治安維持費は国内の内戦やテロを防ぐもので、中国は国外より以上に国内に脅威を感じている。

新聞記者は、中国に関していろいろなことを知っているが、新聞に載せることができない。中国情勢は、口コミでないとわからないことが多い。

8年前、新聞社OBは、「中国で内戦が起こるとしたら、武漢か香港が中心となるだろう」と予測していた。8年後の2020年、武漢は新型コロナで街は封鎖され、香港は国家安全維持法によって力をなくした。中国は、内戦勢力封じ込めのタイミングを待っていて、米中関係が悪化した今を選んだのかもしれない。新型コロナウイルスは、バイオ兵器として作られたのかどうかなど、未だ不明だ。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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