テレビ生活とWHO・肥満・前原康貴映画監督

2020年5月 4日

  202052日、今日も1日パジャマ姿で、テレビを見ながら過ごした。

緊急事態宣言が出た47日からテレワークになり、ステイホームがつづいている。毎朝、体温・体重・血圧測定をしている。運動しないせいか、体重が0.9kg増加した。私は1365日、土日祝日も外出するアウトドア派で、最初の1週間は、退屈で仕方なかったが、テレビ生活に慣れてきた。

テレビを見ていると、知っている人が、よく出てくる。門田守人日本医学会会長(メタボ教室第658段「指定国立大」)が、会議の中央に座っておられ、顔がズームアップされた。日本医師会とともに、コロナ対策をしていくという。門田会長(阪大2外)は、私と同じ広島県の田舎育ちで、阪大病院時代は、同じ全国紙のアドバイザーをしていた。

別のコロナ対策会議の中央には、松原謙二日本医師会副会長(メタボ教室第679段「夜間勤務と乳がん」)が座り、顔がズームアップされた。松原副会長は、阪大2内循環器脂質研の8年後輩で、何年間か同じ部屋で研究をしていた。2人とも、テレビで見るのは初めてだ。

午後0時、Kテレビ「胸いっぱいサミット!」を見た。ハイヒール・リンゴが司会をする番組で、リンゴの左に橋下徹元大阪府知事、その左隣りに脇浜紀子京都産業大学教授が初登場されていた。

脇浜教授と最初に会ったのは、南カリフォルニア大学(USC)同窓会大阪だった。脇坂教授を見るのは、2017923日、USC同窓会東京 表示(メタボ教室第665段「米国の肥満・砂糖・メディア」)以来だ。脇浜教授はUSC同窓会東京のガラディナー 表示では、テーブルの左隣りに座られていた。WHO(世界保健機関)が公正公平な機関ではなく、スポンサーに忖度することが話題になった。

現在では、WHOのテドロス事務総長が中国寄りで、新型コロナパンデミック宣言が遅れたことはよく知られている。20年前のWHOは米国寄りで、スポンサーの米国飲料メーカーに忖度し、甘い飲料がよくないことを認めず、世界的な肥満パンデミックを起こしている。USC 表示時代の恩師・ブレイ教授 表示は、疫学調査で「米国の肥満の増加は、果糖・ブドウ糖液の過剰摂取による」という論文を出されている。

午後65分、NHK土曜時代ドラマ「雲霧仁左衛門3」を見た。原案は池波正太郎、出演は中井貴一・内山理名・板尾創路・春風亭小朝・國村隼、演出は前原康貴(やすたか)となっていた。前原康貴映画監督とは、テレビ東京"ルビコンの決断"「メタボリックシンドローム、ウエスト85cmの真実」(メタボ教室第278段「ルビコンの贈り物」)の打ち合わせで、リーガロイヤルホテルで4時間話をした。

前原康貴松竹監督は時代劇が得意で、山城は彦根城(メタボ教室第142段「彦根の食・ロケ地」)、平城は姫路城(メタボ教室第274段「姫路城ロケ地巡り」)を使っているなど、時代劇映画撮影の話を詳しくしてもらった。

毎年来ている前原監督の年賀状には、その年に監督した作品名が書いてあるが、Vシネマなどマイナーな作品が多かった。来年の年賀状には「NHKの時代劇"雲霧仁左衛門"を観ました。演出よかったです」と書いて送ろう。

57日から、通常勤務になる予定だ。ステイホーム、テレビ生活も悪くない。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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