地方活性化と物流・IT・指定国立大

2017年7月29日

    2017726日、大阪市中央区にある「我がや伏見店」で、異業種の会があった。

午後630分、先付2種・泉州水茄子と生ハムのさっぱりサラダで、暑気払いは始まった。ビール・日本酒・ワインを飲みながら、少子化問題、労働者不足(介護・建設・運送)などについて雑談をした。

私が「ヤマト運輸は、第1次産業活性化のため、青森県・秋田県・三重県・熊本県・宮崎県と連携し、朝採れた野菜をクール宅急便で、ハブ空港の沖縄空港に送り、台湾・香港・タイ・マレーシア・シンガポールに送り、翌朝には食べられるようにしている。ヤマト運輸はDeNAと共同で、無人運転とロボットによる宅配実験をしている」と話した。

すると、ベンチャー社長は「DeNAを上場したのは、私だ。DeNAの南場智子会長は、ゲームを携帯電話ですることを思いつき成功した。私が会社を立ち上げたとき、南場智子会長に頼んで、名前入りの大きな花輪を贈ってもらった。IT関連の人で南場智子を知らない人はいない。南場会長は、国の諮問機関の委員もされている。

DeNAは、タクシーの自動運転の実験を行っている。高速道路では可能になったが、一般道ではまだできていない。雪が信号機の上にたまると自動運転できなくなる」と詳しく教えてくれた。30年来の友人が、南場智子DeNA会長と親交があることを知り、驚いた。

「母親が、広島県福山市出身だ」と言う人がいた。私は「今年、日本医学会会長になった門田守人先生は、福山市(当時沼隈郡)の山の中の一軒家出身だ。70年ぶりに東大以外の大学から、日本医学会会長が出た。門田先生は阪大2外で、私が阪大2内の頃、同じ全国紙のアドバイザーをしていた」と話した。

門田守人元阪大2外教授は、私と同じ広島県の田舎育ちで、阪大医学部に入学されている。阪大病院時代、夜12時前になると、朝刊の医療記事に誤りがないか確認する電話がかかってきていた。「他の医師に聞かなくてもいいのか?」新聞社に聞くと、「内科系は徳永先生など3人、外科系は門田守人先生など2人に聞いて確かめているので安心して下さい」と答えられた。

贅沢刺身盛、牛タンローストビーフ、我がやの名物料理"朝の仕入れで決まる贅沢煮魚"が美味しい。

指定国立大が話題になった。指定国立大は、文科省が2017年度から導入した新制度で、世界最高水準の教育・研究・社会貢献を目指す大学で、東大・京大・東北大の3大学が指定された。学長の裁量で使える初年度予算は、計10億円となっている。7大学が申請し、残りの阪大・名大・東京工大・一橋大は指定候補となり、再審査可能となっている。

友人は「業績からいうと東大・京大・阪大が選ばれるのが順当だが、阪大が外れて東北大になった。A総理の"震災復興で東北がいい"という意向で決まった」と言う。阪大がはずれたのは残念だが、東京でなく東北が選ばれてよかった。大学も7帝大の時代から、東京一極集中になりそうだ。

指定国立大は、北大・九大が応募できない東京ありきの選考基準となっている。地方活性化には、物流・IT・地方大学を活かし、東京という狭い世界からではなく、広い視野で日本全体を考えることが必要だ。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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