古都金沢ー結婚40周年記念旅行

2017年7月 5日

    2017712日、石川県金沢市へ結婚40周年記念旅行に行った。

今年5月、友人たちと話したとき「先月、結婚40周年記念に、ハワイへ1週間行ってきた」「来月、下呂温泉に行く」と結婚40周年記念旅行の話題が出た。私も、妻が一度行きたいと希望していた古都金沢へ行くことにした。

71日午前10時前、大阪駅のホームで待っていると、617日デビューしたばかりの豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ) 表示」が入ってきた。1012分発、サンダーバード2号車15C,D席で金沢へ向かった。サンダーバードは湖西線を通るので、C,D席の方が琵琶湖と遠くに山並みが見え景色がいい。

金沢へ行くのは、2006624日金沢大学の先生に招かれ、金沢21世紀美術館 シアター21で「内臓脂肪型肥満の発見からメタボリックシンドロームへ」の講演をして以来、11年ぶりだ。

金沢にはいろいろな想い出がある。最初に行ったのは19688月で、阪大医学部のクラスメートと長野県野沢温泉の学生村に1週間合宿した帰路、金沢駅前にある木賃宿の襖で仕切られたに部屋に1泊し、金沢市内観光バスで兼六園・忍者寺など巡った。

金沢市に住んでいた庄原格致高校のクラスメートの家に泊めてもらった時は、用意してくれていた庄原の名酒"比婆美人"を飲みながら話をした。高校のクラスメートは、金沢市の切符自動販売機、交通渋滞情報、コインパーキング導入に関わっていた。

午後2時、予約していた主計町(かずえまち)茶屋街にある「鮨処あさの川」に行き、カウンター席で"握りおまかせ10貫"を注文した。先附は太くて固い、能登産のもずくだった。一貫目は包丁で薄く切った赤イカ、卵の塩辛がのった甘海老、秘伝のタレを使った赤身マグロの漬け、トロの炙り、・・・どれも工夫された手の込んだものだった。歩いて"ひがし茶屋街 表示"へ行くと、欧米人やアジア人の外国人観光客で賑わっていた。

午後4時、兼六園に行き、桂坂から蓮池門、瓢池(ひさごいけ) 表示、霞ヶ池を巡った。雨上がりの苔むした庭園 表示は、しっとりとして心地よい。

午後5時、金沢駅前にある料理旅館「金沢茶屋」の307号室"亀甲の間"に宿泊した。風呂は樹齢20002500年の古代檜でできており、ストレス解消によいという。

午後7時、夕食は部屋食で、先附の夏野菜浸しに小さな赤飯が添えられ、「ルビー婚 誠におめでとうございます」と書かれたものをサプライズプレゼントされた。箱を開けると、底に加賀屋と書かれた九谷焼湯呑みペアセット 表示が入っていた。JTBで予約した時、「結婚40周年の記念旅行だ」と雑談したのが、伝わったのだろう。さすが、加賀屋グループだ。サービスが行き届いている。

前菜 表示には金沢名物"どじょう蒲焼き"が、焼物は大きな"のど黒姿焼き" 表示、煮物は"加賀郷土鴨治部" 表示、強肴は"牛柔煮黒酢ソースかけ"と加賀料理がつづく。

結婚40周年(ルビー婚)記念旅行は、妻が一度も行っていない古都金沢へ行った。金沢は、高校時代や大学時代の友人との想い出多い街だ。金沢の街は緑が多く、美味しい加賀料理を味わい、心に残る旅となった。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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