糖尿病ケアとロサンゼルス父母との想い出

2013年4月23日

    2013418日、兵庫県尼崎市にある都ホテルニューアルカイックで、第14回阪神生活習慣病研究会が開催され、オープニング・リマークスを「アジアの肥満2型糖尿病の国家的取り組み」のタイトルで行った。

 

特別講演は、辻井悟天理よろづ相談所病院内分泌内科部長による「糖尿病のトータルケア」で、「患者を主体としたチームアプローチが重要だ」と話された。後輩の病院勤務医は「辻井先生は、歯科衛生士や臨床心理士をチームに入れ、理想的な糖尿病ケアをされている」と言う。

懇親会で辻井悟先生と話をした。辻井先生は京大から19871989年、私と同じ南カリフォルニア大学(USC)ブレイ教授のもとで、肥満研究をされていた。住まいも私と同じグレンデール市で、子供さんと一緒にイエローストーン公園にも旅行されたという。

 

帰宅して、父の遺品の「昭和58年ロサンゼルス」と「昭和59年カリホルニア」の白い分厚いアルバムを改めて見直した。歯科医をしていた父母は、私が留学中に2度ロスを訪れている。

19831010日午前12時、父母はパンナム22便でロス空港に到着。グレンデール市グレンウッドのアパート 表示で、孫と一緒に遊ぶ。

1011日、ヨットハーバーのあるマリナデルレイで船に乗り 表示、紅花 表示で鉄板焼き 表示を食べた。

1012日、サンディエゴのシーワールド 表示を見て、ホリデイイン($83)に宿泊 表示

1013日、サンディエゴから国境を越え、メキシコのティファナ市 表示  で買い物 表示をした。

1014日、ディズニーランド 表示に行った。

1015日、ユニバーサルスタジオ 表示に行った。

1016日午前10時、ロス空港に行くと、九大の大村裕先生(日本肥満学会初代理事長)、横浜市大の井上修二先生(二代目理事長)とバッタリ出会い話をした。普通の子の長江健次もいた。12時発パンナムで帰国する父母を見送り 表示、急に淋しくなった。

 

18841011日午前1154分、ユナイテッド航空でロス空港に到着。

1012日、ポールゲッティ美術館 表示を見学、家でくつろぐ 表示

1013日、遊園地のナッツベリーファーム 表示で遊んだ。

1014日、USCの研究室と病院を見学。写真 表示USC・ロサンゼルス郡病院で、ちょうど立っている場所でNHK大河ドラマ「二つの祖国」のロケが行われた。翌日、父母は帰国した。

 

父が残した2冊のアルバムには、ロスで行った場所が几帳面に書いてあり、家族の想い出がぎっしり詰まっていた。

歯周病は糖尿病と密接に関連している。糖尿病のトータルケアには、口腔ケアも加えるとよい。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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