庄原上野公園の桜と庄原焼き

2012年5月 3日

    201242830日の3連休、広島県庄原市の実家に帰省した。

428日午前1150分、自宅を出発、中国縦貫道沿いには山桜やうす紫の藤の花が咲いていた。午後440分、庄原上野公園に着くと、上野池周辺の桜並木は葉桜になっていた。

 

徳永勝人庄原上野公園桜.jpg429日午前910分、庄原の実家を出発し、1年前に亡くなった広島の叔母の家に行った。従兄妹が今年417日に庄原上野公園に行き、桜を撮影していた。写真は弁天島付近で、桜祭りのころはぼんぼりが点灯し、夜桜は今も西日本一と言われている。

ボートが写っている。高校時代の庄原の娯楽といえば、映画と上野池のボートぐらいだった。高校1年の春、1966313日午前1030分に試験が終わり、クラスメート4人で上野池に行くと、ちょうどクラスの女子4人が来ていて、いっしょにボートに乗った。翌日、4人で映画館に行き、加山雄三の"エレキの若大将"を観た。

 

徳永勝人1954花見.jpg子供のころ桜の季節になると毎年、祖父母・父母・親戚などみんなで、上野池に行き花見をしていた。写真は19544月、私が4歳の時のものだ。右が祖父(メタボ教室第220段「癌・終末期医療」)、私を抱いているのが亡くなった叔母だ。

 

430日午後030分、庄原市役所前にある元祖庄原焼き「お好み家ほっ!」に行った。庄原焼きは、そば・うどんの代わりに、庄原産の米を使った醤油味の焼きおにぎりが入っている。

そのまま、ポン酢をかける、青ねぎ・紅生姜・マヨネーズ・梅のトッピングをかける、の6種類の味を楽しむことができる。店主に「ポン酢をかけるアイデアはどこから生まれたのか?」と聞くと、「ポン酢をかけて食べたら、あっさりして美味しかったから」ということだった。

 

私が小学校に入る前、1950年頃のお好み焼きは、店の人が鉄板の上で水に溶いた小麦粉を薄く円く伸ばし、モヤシをのせるだけだった。今も、客が作るのではなく、店の人が作ることに変わりはない。

庄原のお好み焼きは、関西風お好み焼きとはちょっと違う。粉文化の大阪は生地との一体感を大切にしているのに対し、庄原焼きはモヤシ・キャベツ・豚肉・玉子の素材の旨みを引き出すようにしているのが特徴だろう。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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