ノルウェイの森ロケ地巡りとメタボリックシンドローム

2010年12月25日

20101223日祝日、ノルウェイの森のメインロケ地、兵庫県神河町の峰山高原・砥峰高原に行った。1220日、村上春樹原作、ビートルズ主題歌、トラン・アン・ユン監督の映画「ノルウェイの森」を観て、美しい四季が描かれたロケ地を観たくなった。

 

午前940分伊丹を出発、外はいい天気だ。中国縦貫道を通り播但道の神崎南インターで降り、曲がりくねった道を30分登ると峰山高原に着いた。

峰山高原は1000mを超す山々に囲まれたすり鉢状の広大な高原で、なだらかな地形が特徴となっている。標高が高いだけあって、4.5℃と麓より10℃も低く、冷たい空気が清々しい。峰山高原リラクシアの森と沢は、ヒロイン直子が療養していた阿美寮へ続く森の設定で、夏や冬のシーンが撮影されている。

 

峰山高原ホテルリラクシアで「映画ノルウェイの森特別記念ランチ」を食べた。先付は里芋、南瓜、蓮根、栗、玉子焼きなど8品あり、おせち料理のようだ。揚げものは地元野菜を使った揚げたての天ぷらだった。

猪肉、椎茸、白菜、ねぎ、ごぼう、豆腐、いとこんにゃくの入ったぼたん鍋を食べると、体が暖かくなった。ゴボウが猪肉の臭いを消しており、汁が美味しい。メイン料理は牛ロースとノルウェイサーモンのカツレツだった。ノルウェイサーモンの入ったちらし寿司、赤出しにデザートも付いて2000円は安い。

 

峰山高原リラクシアの駐車場には中高年男女を乗せたノルディックウォーキングの団体バスが停まっていた。ノルディックウォーキングは両手にポール(ストック)を持って、両腕・両脚を使った歩行だ。北欧でクロスカントリーから発展したもので、体力に応じて誰でも安全に行うことができる。

全身の筋肉の90%を使うノルディックウォーキングは、通常のウォーキングに比べ酸素消費量を20%増加させるといわれており、元気な人のメタボリックシンドローム対策によさそうだ。

 

新緑や雪景色の場面が撮影された砥峰高原に行った。日が照っているが、風が強く寒い。ここでワタナベと直子のシーンが数多く撮影され、ヘリをチャーターしたり120mのレールを使ったりした大掛かりな撮影が行われている。映画では緑の草原がきれいだったが、今は冬ですすきが枯れて倒れていた。

とのみね自然交流館に入ると、サイン入り色紙が3つ飾られていた。じっくり見ると、左から松山ケンイチ(ワタナベ役)、菊地凛子(直子役)、霧島れいか(レイコ役)のものだった。

冬の季節も家の中に閉じこもらず、戸外に出れば楽しいことがたくさんあり健康にもいい。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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