横浜の食・港とAPEC

2010年11月 8日

2010116日、APEC(アジア太平洋経済協力会議)が開催される横浜市に行った。

APEC(エイペック)はアジア太平洋地域にある21の国・地域が協力し、貿易の自由化、経済技術協力を推進する経済フォーラムだ。APEC11714日に開催され、1314日の第18回首脳会議では米国オバマ大統領、中国胡錦濤国家主席、ロシアのメドベージェフ大統領らが出席される。

 

午後6時、横浜駅では岐阜県警の人達が警備していた。横浜駅から乗った地下鉄みなとみらい線の座席は、4分の3が空席になっていた。元町・中華街駅では富山県警の人達が警備していた。夕食まで時間があったので、歩いて横浜港に面する山下公園に行った。

山下公園は暗く、人影はまばらだった。夜空を見上げると、雲の間から星が一つと飛行機の灯りが二つ見えた。神戸港のような磯の香りがしない。暗い海にザボン・ザボン・ザーと波の音がする。

1980年の貿易額は、横浜港が輸入額、輸出額とも日本一だったが、2008年の横浜港は13.0兆円と成田空港22.6兆円、名古屋港16.4兆円、東京港13.4兆円に次いで4位になっている。

2008年の世界の海港の貨物取扱量ランキングでは1位シンガポール港2992TEU20フィートコンテナ換算)、2位上海港2798万、3位香港港2425万、5位釜山港1343万で、横浜港は349TEU29位になっている。上位15港のうちドバイ港、ロッテルダム港、ハンブルク港、アントワープ港の4港を除く11港がAPEC参加国に入っている。

 

中華街に戻り、4人でフカヒレ料理を食べた。フカヒレ刺身、フカヒレ煮凝り、フカヒレ姿煮込み、フカヒレ小籠湯、フカヒレ餃子、伊勢海老のフカヒレチリソース、北京ダックフカヒレ味噌付き、松茸のフカヒレ炒め、鮑のフカヒレソース煮込み、フカヒレスープ、フカヒレ炒飯、燕の巣入りフカヒレ杏仁豆腐の12品が出た。

フカヒレ姿煮込み、鮑とレタスなど高湯スープ(金華ハム、黒豚、軍鶏を12時間煮こんだスープ)を使った料理が旨かった。

食後、関帝廟通り、市場通りなどを散策した。中華街では茨城県警の人達が警備していた。中華街大通りには韓国スターの店があり、少女時代やKARAのポスター・トランプなどを売っていた。

 

JR横浜駅西口にある横浜ベイ・シェラトンホテル2718号室に宿泊した。眼下に6列になったタクシー乗り場があり、横浜駅のプラットホーム、そごう百貨店が見え、その向こうに横浜港、ベイブリッジが見える。街の灯りがとてもきれいだ横浜、ブルーライト・ヨコハマ。あの頃が横浜の一番勢いのあった時代だったのかもしれない。

今日も一日、いい運動になった。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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