大阪万博公園とメタボリックシンドローム

2010年5月 7日

    201054日の緑の日、大阪府吹田市にある大阪万博公園迎賓館で行われた結婚式に出席した。

 

会場の迎賓館は40年前の大阪万博の時、世界各国からの要人を迎えた所で、広大な森に包まれている。式の前、芝生の庭を散歩した。都会にあるにもかかわらず、建物は全く見えない。竹の庭もきれいに手入れされていた。迎賓館内には階段が何箇所かあったが、高齢化社会となった現在の日本では、バリアフリーの方がありがたい。 

午前11時から森の中のチャペル"風詩の教会"で結婚式があった。三角形の天井はガラスになっており、陽が眩しい。見つめ合う二人は、とても嬉しそうだった。

午後010分から披露宴が行われた。カーテンが開き、階段の下から新郎新婦が歩いて上がってきた。庭園に面した所は、全面防弾ガラスでできており、日本庭園の森を、そのまま借景にしてある。メイン料理は、シェフの得意な鴨料理で、幻の鴨と賞賛されるシャラン産の仔鴨を使ったものだった。牛ヒレステーキを選ぶこともできる。

 

1970314日から913日まで開催された大阪万博当時の日本は、高度成長時代で活気があり、希望にあふれたいい時代だった。私も大学23年と若く、大阪万博には9回行った。開幕4日目の317日、北口駐車場1-8に白い車をとめ、ロープウェイに乗り、自動車館、ポルトガル館など見学、エキスポランドのダイダラザウルスに乗った。

318日、西口駐車場3-2に車をとめ、モノレールに乗り、オーストラリア館でコアラのことを聞いた。322日は父母姉とスイス館、ソ連館など見学した。

41日、同級生の森望君、福並正剛君、渡辺康裕君と梅田から北大阪急行で中央駅に行き600円で入場した。フィリピン、サウジアラビア、イタリア、IBM館を見学、みどり館で50円のグリンティーを飲み、80円のソフトクリームを食べた。44日はベルギー、オランダ、電気通信館などを見学した。

514日、父母姉と英国、サントリー、電力館、富士グループ、住友童話、松下、東芝、アメリカ館などを見学し12時間で16741歩歩いた。515日は父母と行き、テレビ電話をし、フランス、韓国、日本館など見学して10時間で19392歩歩いた。

912日、みどり館、日本庭園など見学した。最終日の913日は人出が多く、三菱未来館に行ったが5時間待ちになっており諦め、テーマ館の太陽の塔、ブラジル館など見学し、日本庭園に行った。

 

上海万博が51日から始まり、連日テレビで会場の模様が放送されている。万博会場のように、興味を持ちながら歩くと歩数も増え、メタボ対策になるだろう。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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