ランチタイムとメタボリックシンドローム

2008年4月29日

   200841日から職場が、高槻から兵庫県神戸市の三宮に変わり、1か月で2cm腹囲が増加した。原因は昼食の量が増えたことと、昼の散歩ができなくなったというランチタイムの違いによるものだろう。

 

毎日、ランチタイムにレストラン巡りをし、19店に行った。三宮には若者向きのイタリアン、フレンチ、スペイン料理など高カロリーの店が多い。この街では「ごはん大盛り」とか「ごはんお代わり」という人も多い。大食いブームの影響からか「私も大盛り」と注文する若い女性までいた。

 

国民栄養調査によるとBMI25以上の肥満者は1994年から2004年までの10年間で、20歳代の男性では16.9%から19.9%、30歳代では22.8%から28.9%、40歳代では26.4%から32.7%、50歳代では24.6%から30.8%といずれの年代でも増加している。

 

逆に女性では肥満の頻度は10年間で、20歳代では7.3%から5.4%、30歳代では13.0%から8.3%、40歳代では22.4%から17.9%、50歳代では25.7%から24.1%と減少している。

 

昼食時の運動量低下を補うため、帰宅時途中下車をして散歩をしている。阪急神戸線の各駅や神戸市営地下鉄湾岸線(夢かもめ)の和田岬駅、新長田駅に行った。和田岬駅にはヴィッセル神戸の本拠地ホームズスタジアムがあり、サッカー場の前の御崎公園では凧揚げをしたり、子供達がボール遊びをしたりしていた。

 

425日は帰宅時、神戸市営地下鉄西神・山手線に乗って総合運動公園駅に行った。せせらぎの道では白、ピンク、紅色をしたつつじが咲いていた。小鳥が2羽近づいてきて、ともに春を楽しむ。見上げるとくすんだ淡い水色の空に飛行機雲が見え、カラスがカーカーと鳴きながら飛んでいる。

 

午後6時過ぎ、球技場では赤、緑、紺、白のユニフォームを着た少年たち57人が2人の先生の指導でサッカーをしていた。少年たちのはしゃぎ声を聞いていると、日本の将来に希望を感じた。

 

スカイマークスタジアムを一周した。関係者入り口の所に清原、ローズ、カブレラらバファロ-ズのポスターが貼ってあり「今までのため息を、今年は大歓声に変えてやる」と書いてある。

 

メタボリックシンドローム対策も一度や二度の失敗にへこたれず、希望を捨てないことだ。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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