ラジオ・テレビとメタボリックシンドローム

2008年1月17日
 2008年1月15日、大阪のラジオ局FM COCOLO(765)の人が1月20日に放送される「"人"クリック」収録のため高槻健管センターに来られた。

 番組収録は午後3時から50分かかった。FM COCOLOは民間FMでは大阪で3番目にできた放送局で、大阪南港から近畿6府県に放送している。「人クリック」は上海出身のKong-Yi(コウイ)さんがゲストにインタビューする録音番組で、毎週日曜日午後7時から30分間放送している。 

 ゲストにカーソルを当ててクリックすることで、ゲストの背景にあるものを浮かび上がらせるイメージから、「人クリック」と名付けられたという。過去に有栖川有栖氏、旭堂南陵氏、市田ひろみ氏、橋爪紳也氏などが出演されている。

 「メタボリックシンドロームについて質問する。想い出の曲をエピソードとともに1~2曲選んでおいて下さい」ということだけで、事前の打ち合わせはない。NHKテレビの「きょうの健康」「おしゃれ工房」「土曜フォーラム」では、何回か入念な事前の打ち合わせがあった。

 以前出演したあるFMラジオの生放送30分番組でも、事前の打ち合わせはなく「ぶっつけ本番の方が、意外性があって面白いものができることがある」と言われていた。

 ナビゲーターのコウイさんから「休日はどんな風に過ごしておられますか」と聞かれた。「一日中家にいるという事はなく、京都か奈良かどこかに出かけています」と答えた。

 コウイさんは「冬は寒くて、とても外出する気になれない」と言われる。私は「一昨日も雪の降る京都に行った。寒いのが嫌なら、映画館のあるショッピングセンターに行くとよい。楽しく過ごして十分に歩くことができる」とアドバイスした。

 思い出の曲として、ロサンゼルス時代MTVのプロモーションビデオが素晴らしかったマイケル・ジャクソンの「ビート・イット」をリクエストした。

 昨年「太田光の私は総理です・・・秘書田中」の出演依頼があったが、即断った。後で局長に「出演した方がセンターの宣伝にもなるし、全国的に有名になれますよ」と言われた。全国的に知名度は上がっても、威厳がなくなる可能性がある。

 あるメタボリックシンドロームで著名な先生も「NHKのきょうの健康以外は出演しないようにしている。編集で自分の意図と異なった番組になることがある」と言われていた。

 冬の京都の神社・仏閣は桜や紅葉の季節と違って人出が少なく、趣があっていい。京都のお寺で冷たい空気を吸い、大きく息を吐き出すと、ストレスが解消し心地よい。

徳永勝人 医師
(とくなが かつと)
医学博士


1968年
広島県立庄原格致高校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業

内臓脂肪型肥満、
標準体重=身長X身長X22
を提唱する肥満の
第一人者として活動中。

1983年-1985年
南カリファルニア大学
研究員
大阪大学第2内科講師
市立伊丹病院内科部長
大阪大学臨床助教授
兵庫医大実習教授
を経て
高槻社会保険健康管理センター
センター長として勤務

日本肥満学会肥満症診断
基準検討委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
著書に
  「肥満Q&A
  「食事で防ぐ肥満症」
 
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